ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日、年末恒例の大規模な記者会見を開いた。米国のドナルド・トランプ次期大統領がウクライナ戦争の早期終結を目標に掲げているにもかかわらず、プーチン氏はこの日のテレビ対話で終戦を急ぐ姿勢を示さず、ロシアの強さを誇示することに努めた。質疑応答の場で、選ばれたメディアや国民の質問に答え、ロシアには3年近く続いているウクライナ戦争の影響に耐える力があるとの考えをあらためて強調した。トランプ氏の大統領就任が1カ月後に迫る中、ウクライナとの戦争やその他の問題を巡り、ロシア政府に対する圧力は著しく高まっている。それでもプーチン氏は懸念するそぶりをほとんど見せず、「わが国の兵士は毎日領土を拡大している。われわれは前進している」と語った。
プーチン氏、ウクライナ終戦急ぐ姿勢示さず TV対話
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