米東部時間18日午前4時15分、イーロン・マスク氏はソーシャルメディアへの投稿で、米政府の「つなぎ予算」延長法案について「可決されるべきではない」と主張した。同法案はその日の夕方までに成立不可能となった。これに伴い、クリスマス直前の週末に米政府が一部機関の閉鎖に追い込まれる可能性が高まった。これまで議員らは政府・議会を揺さぶるマスク氏の能力を過小評価していたかもしれないが、今回の件を受けて急に考えを改めた。18日を通してマスク氏は、同法案を廃案にするための圧力をかけ続けた。自身が所有するソーシャルメディア「X」上の2億人以上のフォロワーに対し、地元選出の議員に電話をかけて反対票を投じさせるよう呼びかけた。また、賛成した共和党議員は2年後に議席を失うはずだと警告した。さらに、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に就任するまで議会は新たな法案を可決すべきではないとの考えを示した。その通りになれば、来年1月20日まで一部政府機関が閉鎖されることが確実になる。