「ビジネス書なのに、なぜか子供たちが取り合って読んでいます」
こんな感想が寄せられているのが、2024年ベストセラーランキングビジネス書部門で4位(トーハン調べ)となった話題の書『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』です。論理的思考問題とは、知識や難しい計算はいっさい不要で、「考える力」のみが問われる問題を指します。小中学校の受験問題、就職試験問題、Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験などでも出題されています。
そんな論理的思考問題を紹介している本書は、下は10歳から、上は84歳まで、いま、あらゆる世代で「面白すぎる!」と話題になっています。「家に置いていたら、先に子供が読んで熱中していた」「ゲームばかりしている兄弟が取り合って読んでいた」などの感想が続出。この記事では本書より一部を抜粋・編集し、「潔く思考を切り替えられる人」だけが解ける問題を紹介します。(初出:2024年8月14日)
可能性を手放す勇気はあるか?
何かの方法でうまくいかないとき、それに執着していては、袋小路にはまります。
潔く可能性を捨てることで道が開ける、そんな問題です。
取引先に宝石を送りたいが、相手の国は治安が悪く、南京錠をかけた箱でないと中身が盗まれてしまう。
南京錠をかければ盗まれることはなく、安全に郵送できる。
どんな南京錠でもよく、箱にはいくらでも錠をかけられる。
しかし、あなたが持っている南京錠の鍵を、取引先は持っていない。
そして「南京錠のかかった箱」と一緒に「鍵」を送れば、当然、箱は開けられ中身が盗まれる。
どうすれば安全に宝石を郵送できるだろうか?
イラスト:ハザマチヒロ
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