「いつもゲームばかりやっている子供たちが、取り合って読んでいます」
こんな感想が寄せられているのが、書籍『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』です。論理的思考問題とは、知識や難しい計算はいっさい不要で、「考える力」のみが問われる問題を指します。小中学校の受験問題、就職試験問題、Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験などでも出題されています。
そんな論理的思考問題を紹介、解説したのが本書。難解な問題も多いビジネスパーソン向けの本でありながら、いま、子供たちがハマっていると話題になっています。「家に置いていたら、先に子供が読んで熱中していた」「普段はゲームばかりしている兄弟が、取り合って読んでいた」などの感想が続出。この記事では本書より一部を抜粋・編集し、「潔く思考を切り替えられる人」だけが解ける問題を紹介します。

「小学5年生の子供にほしいとねだられて買いました」との声も! 子供たちがどハマりしている異例のビジネス書で紹介されている問題『宝石の郵送』とは?イラスト:ハザマチヒロ

可能性を手放す勇気はあるか?

 何かの方法でうまくいかないとき、それに執着していては、袋小路にはまります。
 潔く可能性を捨てることで道が開ける、そんな問題です。

「宝石の郵送」

 取引先に宝石を送りたいが、相手の国は治安が悪く、南京錠をかけた箱でないと中身が盗まれてしまう。
 南京錠をかければ盗まれることはなく、安全に郵送できる。
 どんな南京錠でもよく、箱にはいくらでも錠をかけられる。

 しかし、あなたが持っている南京錠の鍵を、取引先は持っていない。
 そして「南京錠のかかった箱」と一緒に「鍵」を送れば、当然、箱は開けられ中身が盗まれる。
 どうすれば安全に宝石を郵送できるだろうか?

「小学5年生の子供にほしいとねだられて買いました」との声も! 子供たちがどハマりしている異例のビジネス書で紹介されている問題『宝石の郵送』とは?

 イラスト:ハザマチヒロ

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