腰痛の原因その 1
「背骨のゆがみ」

 腰痛に悩むほとんどの人が、背骨のゆがみを抱えています。
 見るからに背中が丸くなっている猫背の方はもちろん、一見胸を張っているけれど、お腹の突き出た姿勢の方も、すべて背骨のゆるやかなカーブを崩していることになります。
 どちらの場合も背骨で重力を分散する力が弱くなり、結果、周辺の筋肉へ本来かけてはならない負担をかけてしまいます。すると、その筋肉に疲労がたまり、炎症を起こします。それが原因になり、腰痛が発症するのです。
 さらにこの負担が長期化すると、骨や軟骨にまで影響を及ぼし、骨や軟骨の変形が起こるのです。そして、椎間板ヘルニアが発症していきます。
 理想的なS字カーブが描けていれば、体の重みをそれぞれの腰椎で支えてくれるので、1カ所に負担がかかってしまうということはありません。
 つまり正しい背骨の形をキープし、背骨をゆがませないことが腰痛改善の第一歩なのです。

 背骨のゆがみ改善に「朝30秒の正座」健康法がどう効果を発揮するのか。まずは下の写真をごらんください。

(写真左)常に左足を上にして組むクセがあるため、普通にしていても体全体が右側に傾き、首も前に突き出している。(写真右)30秒の正座後、同様に椅子に腰かけたところ、左右の肩の高さがほぼ同じラインにそろった。首も自然な位置に。

 左側は、正座をする前。右側の写真は、30秒の正座をした後の後姿をうつしたものです。背骨のゆがみ改善されていることが、一目でみてとれます。
 「朝30秒の正座」健康法を試してみると、座った瞬間に正しい背骨のS字カーブをつくれていることを実感できます。毎朝、この姿勢を続ければ、背骨を支える左右の筋肉は、このよい姿勢を覚えてくれるので、どんな場所でも、意識しないで自然によい姿勢がとれるようになるのです。