米ロサンゼルスで発生した山火事についてアナリストらは9日、米国史上最も被害額の大きい火災になる見通しだと述べた。制御できない火災が広がり、推定被害額は初期の見積もりから急増している。今回の火災による経済損失の総額は現時点で500億ドル(約7兆9000億円)に迫っていると、JPモルガン・チェースのアナリスト、ジミー・ブラー氏はみている。前日の推計値から倍増した。保険損害額だけで200億ドルを超えていると同氏は推計し、「火災を制御できなければさらに増える」と述べた。経済損失に関する他の初期見積もりでも、被害額は米国最大級と位置づけられている。格付け会社モーニングスターDBRSは、保険損害額を計80億ドル超と見積もった。
ロス山火事、被害額は米史上最高へ
保険損害額だけで200億ドル超、火災が広がればさらに拡大する可能性
有料会員限定
あなたにおすすめ