米労働省が15日発表した2024年12月の消費者物価指数(CPI)で変動の激しい食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが減速したことを受けて、トレーダーらは連邦準備制度理事会(FRB)が今年利下げを実施するとの見方を強めている。12月のコアCPIの前月と比べた上昇率は0.2%と、エコノミスト予想の0.3%を下回った。CMEグループの「FedWatchツール」によると、フェデラルファンド(FF)金利の先物市場は午後の取引でFRBが25年に全く利下げを行わない確率を16%と織り込んでいる。この確率は14日の26%から低下した。一方、利下げが複数回実施される確率は35%から50%程度に上昇した。トレーダーは今年最初の利下げは6月に行われるとみており、12月に追加利下げがあると予想している。
米利下げ観測強まる コアCPIの伸び減速で
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