空売りで知られる米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチの創業者、ネイト・アンダーソン氏が事業を閉鎖する。この仕事が心身の健康に悪影響を及ぼしたという。物言う株主(アクティビスト)カール・アイカーン氏の投資会社アイカーン・エンタープライゼズや電動トラックメーカーのニコラなど、ヒンデンブルグの標的となった企業は多額の時価総額が吹き飛んだ。アンダーソン氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、「ここ8年間のほとんどを、戦いか次の戦いの準備に費やしてきた」と語った。上場・非上場企業の不正行為などを追及することで、ビジネスを築けることを証明するという創業当初の目標を達成したと実感していると述べた。また、ヒンデンブルグの手法を他者も活用できるよう、近いうちにリソースや研修資料を共有したい考えだ。
空売りヒンデンブルグ、事業閉鎖へ
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