中国のテクノロジー企業ディープシークは、エキサイティングな回答を提供する一流のAI(人工知能)モデルを発表し、AI業界に大きな衝撃を与えた。ただし中国に関する質問では、そうでもない。同社のチャットボットを28日から2日間、ニューヨークでテストした。中国国内で日常的に検閲の対象となるセンシティブな話題について、一連の質問を投げてみた。そこには、いわゆるタブーの「三つのT」、つまり頭文字Tから始まる「天安門」「台湾」「チベット」も含まれている。同じ質問をオープンAIのチャットGPTにも行った。中国のオンライン検閲は、コンテンツの電子的フィルタリングや人間の介入などさまざまな形で行われている。中国政府は、自らが「インターネット主権」と呼ぶものを強く支持しており、各国がそれぞれの状況に応じてオンライン上の言論を規制する自由を持つべきだとしている。他の中国のチャットボットも、センシティブな質問への対応で問題に直面している。