米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは、役員報酬の評価に用いていた多様性や包括性に関する指標を廃止し、新たに「人材戦略」という指標を導入する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が社内メモを確認した。ソニア・コールマン最高人事責任者は社内メモで、新たに導入する業績評価指標は、経営幹部がどのように「ディズニーの価値観を守り」、「事業の成功を推進するために異なる視点を取り入れているか」を評価すると説明した。ドナルド・トランプ米大統領は連邦政府における多様性・公平性・包括性(DEI)の取り組みを厳しく取り締まっている。アルファベット傘下のグーグルや小売りチェーン大手など、多くの米民間企業もDEIのプログラムや目標を見直しており、廃止したケースもある。