2月28日、ドナルド・トランプ米大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がホワイトハウスの大統領執務室で記者団の質問に答える中、JD・バンス米副大統領は22分間ほぼ沈黙を保っていた。ある記者がトランプ氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と同じ立場なのかと尋ねた時、バンス氏は我慢の限界に達した。バンス氏はトランプ氏の外交戦略を擁護する形で割り込み、ゼレンスキー氏との間で緊迫した異例の対立を公開の場で引き起こした。この対立は3年に及ぶウクライナ戦争を終結させるために動いてきた数週間にわたる水面下の交渉を台無しにした。テレビで全米に放映された大統領執務室の口論から1日を経て、バンス氏はトランプ氏の保守派の仲間から称賛される一方、米民主党からは和平の道筋を台無しにしたと非難されている。
バンス氏、ゼレンスキー氏と対立でMAGAの代表格に
トランプ氏の「攻撃犬」の役割を称賛する声の一方、民主党や一部の共和党議員は不満を表明
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