1987年に米経済誌フォーブスが初の長者番付を公表した時、140人の億万長者(ビリオネア、資産10億ドル以上の富豪)の総資産は2950億ドルに達した。当時の世界一の富豪は日本の不動産王、堤義明氏で、資産は200億ドルだった。富裕層情報会社アルトラタのデータによると、現在の世界一の富豪であるイーロン・マスク氏の資産は4194億ドル(約63兆円)に上り、これは堤氏のピーク時の資産の約21倍、米国の一般世帯の中央値の200万倍以上に相当する。ここ数年で世界のビリオネアの数が急増する中、超富裕層の新たなカテゴリーが出現した。それが「スーパービリオネア」だ。マスク氏は、500億ドル以上の資産を持つ個人と定義されるこのカテゴリーに該当する、世界でわずか24人のうちの1人だ。
世界の「スーパービリオネア」は24人
500億ドル超の資産を持つ超富裕層が増加し、富の概念を変えている
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