シャードゥル・シャー氏は2020年1月、37歳の誕生日に待ち望んでいた電話を受けた。同氏が長年会社設立を所望していた有望なイスラエルのサイバーセキュリティー起業家が資金を必要としていた。電話の向こうで「時が来た」と声がした。シャー氏はベンチャーキャピタルのインデックス・ベンチャーズを代表して350万ドルを投資した。5年後の今週、米アルファベット傘下のグーグルがサイバーセキュリティーのスタートアップ企業Wiz(ウィズ)を320億ドル(約4兆7800億円)で買収することで合意し、当初の投資額が250倍の8億7500万ドルに膨らんだ。インデックス・ベンチャーズはその後の資金調達ラウンドでも毎回追加投資を行い、株式13%を保有する最大の外部株主となった。インデックス・ベンチャーズは総額2億4500万ドルの投資を43億ドルに増やした。
グーグルのWiz買収、ベンチャーキャピタルの成功例に
グーグルのスタートアップ企業Wiz買収合意でインデックス・ベンチャーズの投資は250倍に
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