ウクライナ戦争の実質的な停戦に向けた協議でほとんど進展が見られない中、ドナルド・トランプ米大統領はロシアに新たな経済制裁を科すと脅し、同国のウラジーミル・プーチン大統領の最近の発言に対して怒りを覚えていると述べるなど、発言を激化させている。プーチン氏は28日、国連主導のウクライナ「暫定統治」を求めた。これは、実質的にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を排除することとなる。トランプ氏は30日、米NBCニュースに対し、これらの発言は長期にわたり取引が成立しないことを意味するものであり、受け入れられないと語った。トランプ氏は「プーチン氏がゼレンスキー氏の信頼性に首を突っ込み始めた」時点で、「私は非常に腹を立て、憤った」とし、もしロシアが取引できないというなら、二次的な関税を課すだろうと述べた。