米動画配信大手ネットフリックスは、2030年までに時価総額1兆ドル(約143兆円)を達成し、売上高を2倍に拡大することを目指している。世界最大の動画配信サービスとしての地位を一段と強化する野心的な目標だ。ウォール街で景気や通商政策を巡る不透明感が高まっているにもかかわらず、経営陣は3月に開かれた年次経営会議で楽観的な成長見通しを示した。会議に出席した関係者によると、幹部らは30年までの売上高、広告収入、営業利益について野心的な目標を示した。ネットフリックスは30年までに、通期売上高を24年12月期の390億ドルから倍増させ、世界の広告収入を約90億ドルに拡大することを目指している。同社は広告収入を公表していないが、調査会社イーマーケターは25年通期の米国市場での広告収入が21億5000万ドルを超えると予想している。
ネットフリックス、30年までに「1兆ドルクラブ」入り目指す
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