米アップルは脳とコンピューターを接続するブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)の分野に参入しており、人間とデバイスの関わり方を刷新する可能性のある新技術を明らかにしている。同社は、新世代の脳インプラントで捉えた神経信号でスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を操作できるようにする初期段階の取り組みを進めている。重度の脊髄損傷や筋萎縮性側索硬化症(ALS)などで手が不自由な人にとって、アップル製品がより使いやすくなる可能性がある。アップルは、米著名実業家イーロン・マスク氏率いる新興企業ニューラリンクなどが開発したインプラントが米食品医薬品局(FDA)の承認を得る数年後を見据えている。BCIとして知られるこうしたインプラントは、すでに少数の患者に安全な状態で埋め込まれている。
アップル、思考で操作可能な製品目指す
アップルは、障害者のデバイス操作を支援するブレイン・コンピューター・インターフェースの開発で新興企業シンクロンと協業
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