大人の言い換え力検定写真はイメージです Photo:PIXTA

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 コンビニのレジで年配の店員さんに「袋いりますか?」と聞かれたので、断わるつもりで「大丈夫です」と答えた。ところが、店員さんは袋を出して買ったものを詰めようとしている。

「いらないって言ってるだろ!」と声を荒げるのは、あまりにもみっともない。「自分がなるべくスッキリする」を優先した場合、この状況での望ましいリアクションは?

(A)「いらないって意味だったんですけど、でも、いいです」と流れに任せる
(B)はっきり断わらなかった自分も悪かったと考えて、とくに何も言わない
(C)袋代を払うのは納得いかないので、相手の勘違いを指摘して袋を拒否する

正解は……

A

◎ (A)「いらないって意味だったんですけど、でも、いいです」と流れに任せる
△ (B)はっきり断わらなかった自分も悪かったと考えて、とくに何も言わない
△ (C)袋代を払うのは納得いかないので、相手の勘違いを指摘して袋を拒否する

解説

「大丈夫です」がNOを意味するという認識は、ずいぶん広まってはいます。しかし、誰にでも通じるわけではありません。残念な行き違いですが、どうでもいいと言えばどうでもいい話なので、自分がなるべくスッキリできる落としどころを探りましょう。

 3つのどれが「正解」ということではなく、あくまで好みの問題です。ただ、モヤモヤした後味を残さないという点では、Aのリアクションがオススメ。相手に昨今の「大丈夫」の意味を教えてあげた上で、あいまいな言い方をした自分の落ち度を素直に受け入れています。

 Bは潔いようでいて、あとになって何も言えなかった自分を責めてしまうかも。迷わずCを選ぶ方もいるでしょうけど、「正しさ」を主張することが常に最適とは限りません。 

「レジ袋いりますか?」に「大丈夫です」と答えたら袋に詰め始めた店員→どうリアクションすべき?