グリーン車の自由席でおばあちゃんが「席を譲りなさい！」→何と言って断るのが正解？

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう！（クイズ制作／石原壮一郎）

クイズ

　よく働いた自分へのごほうびに普通列車グリーン車で帰ることにした。全席自由席なので早めに並んで席を確保。ところが、あとから乗ってきた高齢女性が「高い料金を払っているのに、なぜ座れないの！」と怒っている。高齢ではあるが、とても元気そうだ。

　目が合ったら、こっちに近づいてきて「若いんだから席を譲りなさい！」と無茶なことを言ってきた。「バカじゃないの」と罵りたいが、そうもいかない。どうする？

正解は……

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C

×　（A）「自分が何を言っているか分かってますか？　常識で考えてください」
△　（B）「なぜ私が席を譲る必要があるんですか。ご不満は乗務員さんにどうぞ」
◎　（C）「お断りします」

解説

　首都圏のJR線では、普通列車にグリーン車が接続されていることがあります。全席自由席なので、座れるかどうかは早いもの勝ち（いちおう払い戻しの制度はあります）。あとから乗ってきて「なぜ座れないの！」と怒るのは、まったくのお門違いです。

　運悪く座れなくてつらそうに立っている高齢者がいた場合に、こちらから席を譲る可能性は大いにあるとしても、この状況だとそういう気持ちにはなれません。

　常識がない相手にAのように返しても、まったく響かないでしょう。Bは「親切」な対応ですが、むしろ怒りがヒートアップするかも。いろいろ言いたいところですが、迷惑な人をさっさと遠ざけるには、シンプルにCのセリフを力強く発するのが効果的です。