歩きスマホのおじさんが、ぶつかってきて「謝れ!」と逆ギレ→何と返すのが大人の対応?写真はイメージです Photo:PIXTA 

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 駅のホームに立っていたら、歩きスマホをしながら近づいてきたおじさんに横からぶつかられた。スマホを落としそうになったおじさんが「おい、謝れ!」と怒っている。

「どうしてこっちが?」と頭の中が「?」でいっぱいになった。無視したら無視したで、ますますヒートアップしそうだ。なるべく平和裏に撃退できそうなひと言は?

(A)「面白いこと言いますね。ここはボクが謝る場面だと思いますか?」
(B)「おかげさまで、歩きスマホは危ないってことがよくわかりました」
(C)「お怪我はありませんか。よく前を見て歩いたほうがいいですよ」

正解は……

C

× (A)「面白いこと言いますね。ここはボクが謝る場面だと思いますか?」
△ (B)「おかげさまで、歩きスマホは危ないってことがよくわかりました」
◎ (C)「お怪我はありませんか。よく前を見て歩いたほうがいいですよ」

解説

「なんだとコラ! お前がぶつかってきたんだろ!」と言い返す方法も、なくはありません。しかし、確実に困った展開になるなど、あまりにもリスクが大きすぎます。

 厄介な状況になったときに無視してやり過ごそうとするのは、大人として残念かつ情けない対応。しかも、この状況ではむしろ事態を悪化させるでしょう。Aはケンカを売っているも同然。Bも、頭に血が上っている相手に皮肉が伝わる可能性は低そうです。

 ここは、万が一トラブルになっても自分の落ち度にならないCのセリフを穏やかに発して、相手がモゴモゴ言いながら立ち去る展開を期待しましょう。さらに厄介な状況になりそうだったり、一見して「危ない人」だった場合は、さっさと逃げるのが最善手です。

歩きスマホのおじさんが、ぶつかってきて「謝れ!」と逆ギレ→何と返すのが大人の対応?