ラーム・エマニュエル前駐日米大使(65)は、選挙で再び米民主党が勝利するため必要なことについて率直な意見を述べた。同氏は、民主党のブランドは「有害」であり、「弱体化し、ウォーク(人種差別など社会的不公正の問題に高い意識を持つこと)」となっていると指摘した。下院議員やホワイトハウス首席補佐官、またシカゴ市長なども務めてきた同氏は、民主党がいわゆる「文化戦争」に過度に執着し、ドナルド・トランプ米大統領も効果的にこれを利用したと指摘した。エマニュエル氏は政治家として自身の次の目標を明言していないが、大統領選出馬に向けた地固めを進めているとみられている。同氏は9月にアイオワ州で開催される民主党のイベントで主な登壇者となる予定で、このイベントはこれまで、民主党の大統領候補指名プロセスが始まる場として知られてきた。