9割の人が知らない英単語暗記法
【留学なし・独学6カ月で英会話を攻略したすごい方法】テストで赤点をとるほど英語が苦手だった著者が、大学時代に必要に駆られて独学で英会話の勉強を開始することに。留学経験ナシで、「1カ月でコツをつかむ ▶ 3カ月で日常会話習得 ▶ 6カ月でペラペラになる」というメソッドを確立し、見事に独学6カ月で英会話を攻略。TOEICは400点から975点まで爆上がり。その超効率独学英語習得法を、初の著書『中学英語でペラペラになる! 英語の言い換え図鑑』(ダイヤモンド社)で初公開!
※本稿は『中学英語でペラペラになる! 英語の言い換え図鑑』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【英語のプロ直伝】時間をムダにしない! 英単語の「戦略的な覚え方」Photo: Adobe Stock

英単語は「戦略的」に覚えよう

英単語を効率的に覚えるには、やみくもに単語帳をこなすのではなく、戦略的なアプローチが重要です。

そのための強力な武器となるのが、「頻出度」と「習得度」の2軸を意識して単語を暗記する方法です。

「頻出度」とは何か?

■「頻出度」とは、その単語が長文や英会話などでどれくらい頻繁に登場するかを表すものです。

頻出度」が高い単語ほど、実際に英語を使う場面で遭遇する可能性が高いため、優先的に覚える価値があります。

「習得度」とは何か?

■「習得度」とは、その単語を自分がどれくらい理解し、使いこなせるかを表します。

「習得度」の低い単語は、時間をかけてでも、集中的に学習する必要があります。

▶2軸暗記(頻出度×習得度)

この2つの軸を組み合わせることで、英単語学習の効率は飛躍的に向上します。

【英語のプロ直伝】時間をムダにしない! 英単語の「戦略的な覚え方」『中学英語でペラペラになる! 英語の言い換え図鑑』(ダイヤモンド社)より

上の図の左上に位置する「頻出度が高く習得度が低い単語」が、最も優先的に覚えるべき単語です。例えば、「viral」という単語。「viral」はインターネット上で情報やコンテンツが急速に広まることを指し、日本語では「バズる」とも表現されます。

「バズる」は日常会話でよく使いますが、多くの日本人にとって「viral」はなじみの薄い単語かもしれません。このような「頻出度が高く習得度が低い単語」こそ、集中的に学習する価値があるのです。

時間をかけるべきではない単語とは?

逆に、図の右下に位置する「頻出度が低く習得度が高い単語」は、最も優先度が低い単語といえます。例えば、「harmonica(ハーモニカ)」という単語。日本の学校で学んだ人なら誰でも知っていると思いますが、英会話で頻繁に使うことはありません。

このような単語に時間をかけるのは非効率です。この図より、左上に行けば行くほどその単語を覚える優先度が上がるということがわかります。

▶「頻出度×習得度」を意識するメリット

従来の英単語学習では、すべての単語に均等に時間を割きがちでした。しかし、「頻出度×習得度」を意識することで、それぞれの単語に適切な学習時間を配分できるようになり、無駄なく効率的に学習を進めることができます。

この学習法を取り入れることで、限られた時間で最大の学習効果を得ることが可能になるのです。

※本稿は『中学英語でペラペラになる! 英語の言い換え図鑑』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。