ドナルド・トランプ米大統領がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、ウクライナ向けの兵器供与が停止されたのは自身の判断ではないと伝えていたことが分かった。ウクライナへの軍事支援継続に対し米政府が前向きであることを示す兆候だ。トランプ氏は4日にゼレンスキー氏と電話で会談。事情に詳しい関係者らによれば、先月イランの核施設を攻撃した後に国防総省に弾薬在庫を確認するよう指示したものの、ウクライナへの供与を凍結するよう同省に命じてはいないと同氏はゼレンスキー氏に伝えた。トランプ氏は3日には、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を実施。その後にはウクライナ和平協議に関して「非常に失望した」とし、「進展はなかった」と述べていた。ゼレンスキー氏との電話会談はその後に実施された。トランプ氏はプーチン氏に対し、戦争終結を促したが、ロシア政府によればプーチン氏はこれを拒否した。