世界経済フォーラム(WEF)の創設者であるクラウス・シュワブ氏が過去10年間にわたり、自身や夫人による不正支出のほか威圧的行為などを職場で繰り返していたことが内部調査で判明した。同氏は女性スタッフへの不適切な対応も行っていた。調査はWEFの理事会が内部告発を受けて4月に開始したもので、シュワブ氏が女性職員に対し挑発的で不適切なコメントをしていた証拠も見つかっている。同氏は2020年6月の深夜に女性幹部に対し、「私があなたのことを考えているのを感じるか」と電子メールで送信していた。内部調査の予備的な結果は事情に詳しい関係者らが明らかにした他、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)もその内容を確認している。
世界経済フォーラム創設者、不正支出などに関与 内部調査で確認
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