デンマーク政界の重鎮であるクラウス・ヨート・フレデリクセン氏は、長年の政治家生活ーードナルド・トランプ氏が米大統領1期目を務めていた時期にはデンマークの国防相だったーーを通じて、米国との緊密な絆を常に重視してきたと話す。そして今では、最近まで政治面で欧州有数の親米国だったデンマークの出身者の多くと同様、米国が親友から強欲な敵に変わってしまったことに心を痛めているという。デンマーク王国の国土面積の98%を占める北極圏の島、グリーンランドに関するトランプ氏の主張が、二国間関係の最も重要な特徴となっている。