ドナルド・トランプ米大統領は、自身の包括的な関税政策により、米国の製造業が復活すると主張してきた。しかしこれまでのところ、そうはなっていない。製造業に関連する経済活動は、トランプ氏2期目の大部分で縮小している。国内製造業の強化を目指す投資や計画の中には、大統領の機嫌を取るためのタイミングで発表されたように見えるものもあり、実現するかどうかは不透明だ。最も新しい例は米アップルで、2月に4年間で5000億ドル(約73兆7000億円)超を投じてサーバーや主力製品の部品を米国で製造すると表明した後、追加で1000億ドルを国内に投資する計画を明らかにした。