トランプ米政権は、連邦政府による雇用統計のデータ収集・報告方法の変更を検討している。複数のホワイトハウス当局者が明らかにした。最新の雇用統計が低調な内容だったことを受けて、ドナルド・トランプ大統領は労働省労働統計局(BLS)の局長を今月解任していた。ホワイトハウスのスタッフと労働省当局者らはここ数日の一連の非公開協議で、データ収集における新たな選択肢や、プロセスの効率化を図ることができる新たな技術について検討を重ねてきた。ホワイトハウスのスタッフによると、目標の一つはBLSの調査への回答率を改善することだ。トランプ氏は、雇用統計は政治的に同氏を傷つけるように仕組まれていると公私にわたって不満を表明してきた。大統領2期目に入って米経済が極めて好調だとする主張が通りづらくなるような、大幅な修正を批判している。当局者らによると、トランプ氏は顧問らに対し、今後は大幅なデータ修正を望まないと伝えている。
米政権、雇用統計の収集方法変更を検討
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