米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は20日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」の派生車種である6人乗りバージョンについて、米国で発売しない可能性があることを明らかにした。自動運転車の台頭を理由に挙げた。マスク氏はXへの投稿で「モデルYの派生車種は、米国での生産が来年末まで始まらない。米国で自動運転車が登場したことを踏まえると、発売しない可能性もある」と書き込んだ。6人乗りバージョンの名称は「モデルYL」。主力のモデルYより車体が少し長く、3列シートを備えている。モデルYは2列シートで5人乗りだ。テスラは9月に中国でモデルYLの納車を開始する予定。19日には、販売価格が33万9000元(約700万円)からだと発表していた。