米財務省のマイケル・フォルケンダー副長官が退任する。3月に連邦議会上院で指名を承認されてから5カ月足らずでの政権離脱になる。複数の関係者が明らかにした。フォルケンダー氏は財務副長官として同省の日常業務を指揮し、内国歳入庁（IRS）の混乱期にはIRS長官代行を兼任した。第1次トランプ政権では経済政策担当の財務次官補として新型コロナウイルス禍への経済的対応に尽力した。今月に入り、上院で承認された財務省幹部で退任が決まったのはビリー・ロングIRS長官に続いて2人目となる。財務省はコメント要請に回答していない。フォルケンダー氏はコメントに応じなかった。