ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、外国の軍隊がウクライナに派遣された場合、ロシア軍の「正当な攻撃対象」になると表明した。前日には欧米当局者がパリで会合を開き、大規模な部隊派遣を含むウクライナへの「安全の保証」を協議していた。ロシア側のレッドライン(譲れない一線)を明確に示した形だ。プーチン氏は「これらが正当な攻撃対象だという前提で進めていく」と述べた。また、ロシアとウクライナの立場が大きく異なるため、両国間のハイレベル会談が紛争解決につながるとの考えを疑問視した。この発言は、ドナルド・トランプ米大統領の和平努力にさらなる打撃を与えた。アラスカでの米ロ首脳会談以降、和平に向けた動きは行き詰まっている。ロシアは最大限の要求を固守しており、トランプ氏が和平交渉の進展に向けて設定した一連の期限は成果なく過ぎ去った。
プーチン氏、ウクライナへの西側軍派遣は「正当な攻撃対象」
特集
あなたにおすすめ