マルコ・ルビオ米国務長官は15日、イスラエルでベンヤミン・ネタニヤフ首相と記者会見に臨んだ。イスラエル軍が先週、カタールにあるイスラム組織ハマスの拠点を標的に攻撃を実施したことで外交危機に発展したが、米国は過去のこととして乗り越えたいとの考えを示した。一方、ネタニヤフ氏は、国際社会の非難にもかかわらず、テロリストがどこにいようと標的にし続ける方針を明らかにした。ルビオ氏は「イスラエル・ハマス紛争における米国の優先事項を伝える」ため、14日からイスラエルを訪れている。ハマスに拘束されている残りの人質解放の仲介に向けて、カタールに「建設的な役割を果たす」よう働きかける意向を示した。国務省高官によると、ルビオ氏はイスラエルの後、16日にカタールを訪れる予定だ。