今年7月にマンハッタンの米連邦検事局を解雇されたモリーン・コミー氏は15日、解任は違法かつ違憲だとしてトランプ政権を提訴した。同氏はドナルド・トランプ大統領を批判しているジェームズ・コミー元連邦捜査局(FBI)長官の娘だ。マンハッタンの連邦裁判所に提出された訴状によると、トランプ政権は理由の説明も事前通知もなしに解任した。コミー氏は、大統領権限を定めた合衆国憲法第2条を引用した電子メールの文書で解雇を通告された。コミー氏の弁護団は、トランプ政権が忠誠でないと見なしたキャリア公務員を解任したのは違憲だと主張している。この訴訟の被告は司法省、パム・ボンディ司法長官、大統領府など。コミー氏は即時の復職と未払い給与の支払いを求めている。
元FBI長官の娘がトランプ政権を提訴、検事解任巡り
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