米首都ワシントンの連邦地裁判事は18日、トランプ政権が保護者を伴わないグアテマラ人の未成年者を強制送還することを差し止めた。ティモシー・ケリー判事は意見書で政権を厳しく批判した。最終的な強制送還命令を受けていない、または自主的な出国の許可を得ていないグアテマラ人の子どもたちを、政権が国外退去させることを一時的に禁じた。ケリー判事は、子どもたちを親元に戻そうとしているという政権側の説明を非難。政権は親や保護者が子どもの帰国を要請したと裁判官に説明したが、事実でないことが判明したと記した。グアテマラ当局が多くの保護者の所在を特定できなかったと同国の検事総長が報告したことにも言及した。ケリー判事はドナルド・トランプ大統領に任命された。