米国のスコット・ベッセント財務長官は22日、経済改革で苦境に立つアルゼンチンへの金融支援を巡り、トランプ政権が選択肢を検討していると明らかにした。ベッセント氏はX(旧ツイッター)への一連の投稿で、ハビエル・ミレイ大統領率いるアルゼンチンが財政難を克服できない場合に備え、米政権当局者が検討しているバックストップ(安全策)の選択肢を提示した。「選択肢には通貨スワップ枠、通貨の直接購入、財務省の為替安定化基金(ESF)を利用した米ドル建て国債の買い上げなどがあるが、これに限定されない」とした。また、トランプ政権は引き続き、「アルゼンチン(経済)の長年の衰退を断ち切るには、財政規律と成長を促す改革が必要だとみている」と記した。