米コメディアンのジミー・キンメル氏は23日夜、4日間の放送休止を経て米ABCネットワークの深夜トーク番組に復帰し、「若い男性の殺害を軽視するつもりはなかった」と涙ながらに視聴者に語った。一方、コメディアンや報道機関を脅迫するトランプ政権のやり方を批判した。キンメル氏は、自身のような深夜番組司会者や報道機関に対するドナルド・トランプ大統領の攻撃について「反米的だ」と述べた。ABCと親会社のディズニーが17日、保守派活動家チャーリー・カーク氏の殺害に関する発言を理由に番組を無期限休止して以来、初の放送再開となった。キンメル氏は番組冒頭のモノローグで、カーク氏を殺害した男の行動を特定の集団のせいにする意図はなかったと説明。「私が誰かを責めたと思う人がいるなら、その怒りは理解できる」と語った。