イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は26日、国連総会で演説し、今週パレスチナ国家を承認した国々を激しく非難した。パレスチナ自治区ガザでのイスラエルの行動に国際的な批判が高まる中でも、強硬な姿勢を打ち出した。ネタニヤフ氏は、主要都市であるガザ市の制圧作戦を継続するなど、同地区での軍事行動を一貫して強化している。イスラエルを批判する国々が国内の世論、反ユダヤ主義の高まり、偏向したメディアの圧力に屈し、イスラエルに背を向けたと非難した。ネタニヤフ氏は各国・地域の国連代表に向けて「状況が厳しくなると、あなた方は屈した」と批判。「あなた方は多数の自国民を殺害したテロリストと闘わず、われわれと闘っている」と語った。