ロシアは石油生産を続けることにより、ウクライナでの戦争を下支えしてきた。だが戦争開始から3年半余りを経た今、石油の噴き出す勢いが徐々に衰え始めている。戦争負担と西側の経済制裁がのしかかり、既に縮小しているロシアの貯留層から石油を採取するのはさらに困難になっている。一部の予測では、2020年代末には産油量が少なくとも約1割減少する見通しで、ロシア経済とその基盤となるオイルマネーが危機にさらされている。
図解:ロシア産石油の緩やかな「終焉」
戦争負担と経済制裁が産油量の減少を加速させている
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