ドナルド・トランプ米大統領は、米国の農家に対して100億ドル(約1兆4700億円)以上の支援策を講じることを検討中だ。トランプ氏の広範な関税政策がもたらす経済的な打撃について、農業部門は警鐘を鳴らしている。協議に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、トランプ政権は農家支援の大部分を関税収入で賄うことを検討している。今後数カ月で支給を開始する可能性があるという。ある政権高官は、100億~140億ドル相当の支援を中心に協議が進められていると述べた。支援金は大豆生産者をはじめ、農業経済の他の分野にも支給される可能性が高い。同高官は協議は継続中であり、何も確定していないことを強調した。ホワイトハウスにコメントを求めたが、回答は得られていない。