スニーカーは、10年前に流行したはだし感覚のミニマリストシューズから、スピードと快適さを生み出すために作られた厚底シューズへと変化した。しかしシューズメーカーの仕事はまだ終わっていない。最も新しいイノベーションの一つが、ランナーの走り方や歩幅に関する情報を記録するスマートシューズだ。将来的には、こうした詳細な情報を使って個人のニーズに合ったシューズを作り、高性能シューズで走ることの代償として起き得るけがを防ぐことができるかもしれない。普通のランニングシューズに激変が起きたのは2009年頃のことだ。クリストファー・マクドゥーガル氏の著書「Born to Run 走るために生まれた」をきっかけに、はだしや5本指シューズで古代の狩猟採集民のような走り方で走るという発想が広まった。ソールが極端に薄いシューズで走ると、地面から足に情報が直接伝わるだけでなく、足の内部の筋肉を強化することもできる。
進化するランニングシューズ、厚底の次は?
未来の靴や健康への影響について専門家に聞いた
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