石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」のうち8カ国は、これまでと同程度の抑制的な石油増産で合意した。価格暴落を招くことなく、より多くの収入を生み出すことができると見込んでいる。サウジアラビアを中心とする8カ国は、11月に日量13万7000バレル増産すると明らかにした。これは10月の増産量と同じ水準。5日のオンライン会合後に公表した。OPECプラスは、米シェールオイル生産者やブラジル、ガイアナに奪われたシェアを取り戻し、生産割当量を日常的に超過している他のOPEC加盟国の生産を抑制したい考えだ。原油安は、ガソリン価格の引き下げを繰り返し求めているドナルド・トランプ米大統領を喜ばせることにもなる。
OPECプラス8カ国、日量13万7000バレル増産で合意
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