イスラム組織ハマスとイスラエルは14日、パレスチナ自治区ガザを巡る停戦合意に違反したとして互いを非難し合っていたが、その後、ハマスはさらに人質4人の遺体をイスラエル側に返還した。合意の下、ハマスは生存していた人質20人全員を解放している。イスラエル政府は死亡した人質の遺体をさらに返還するようハマスへの圧力を強めるため、合意の下で約束した人道支援を削減すると発表。その後、イスラエル軍と国内治安機関は、人質4人の遺体を収めたひつぎが赤十字に引き渡されたと明らかにした。複数の仲介者は引き続き、米政府がテロ組織に認定しているハマスと交渉しており、15日にさらに複数の遺体を返還するよう求めている。今回の4人の遺体により、死亡した28人の人質のうち8人の遺体がイスラエルへ返還されたことになる。