プロンプトは日本語でOK、日本語のセリフを喋らせることもできる
さて、では早速動画を生成してみよう。プロンプトは以下。日本語で入力できるし、セリフをしゃべらせたい場合も日本語でOK。読みが難しい漢字は、ひらがなにするほうが安心だ。環境音もAIが自動で付けてくれるが、「サイレンの音」などを手動で追加することもできる。
Sora 2であれば、少し待てば10秒の動画が再生される。Sora 2 Proで15秒の動画を生成しようとすると数倍の時間がかかり、ものによっては15分くらいかかることもある。ちなみに、複数の動画を同時に作成することもできる。無料版だと3つ、Sora 2 Proだと5つまで登録しておける。
生成された動画は、プロフィールページの「Drafts」で確認できる。作成済みの動画のサムネイルが一覧表示され、クリックすると拡大表示される。
■プロンプト
日本人の美しい女性のインフルエンサーが渋谷の街を歩きながら自撮りしている。セリフは、「えー、今、緊急で動画を回してます。私もこの映像も、なんとAIで生成しています。信じられますか? 超リアルですよね」と楽しげにレポートしている。
日本人の美しい女性のインフルエンサーが渋谷の街を歩きながら自撮りしている。セリフは、「えー、今、緊急で動画を回してます。私もこの映像も、なんとAIで生成しています。信じられますか? 超リアルですよね」と楽しげにレポートしている。
どうだろう、背景の看板などはリアルでないところもあるが、人物描写やセリフなどは完成度がとても高い。試行錯誤したわけでもなく、プロンプト1発のポン出しで、このクオリティーの動画が生成できるのは驚きだ。
登場人物のセリフは特に指定しなくても、AIが考えてくれることも多い。例えば、プレゼンテーションシーンを生成させてみる。
■プロンプト
日本人の幼稚園児たちが、重役室の椅子に座り思い思いに遊んでいる。ホワイトボードの前では、若い日本人男性が、経営資料のプレゼンをしている。
日本人の幼稚園児たちが、重役室の椅子に座り思い思いに遊んでいる。ホワイトボードの前では、若い日本人男性が、経営資料のプレゼンをしている。
ビジネスパーソンがそれっぽいプレゼンをしている上に、幼稚園児とのかけあいも行われている。ホワイトボードの文字が不自然だが、これもプロンプトで指示すれば反映される。
なお、動画にはSoraのロゴが入っている。これは、Sora 2 Proで生成しても付いてくる。どうしてもロゴを外したいなら、API経由で動画を生成すればいい。ただし、APIを利用する際は、従量課金になるので注意してほしい。