リモートワークを20年以上続けてきた私にとって、決められた1日のスケジュール通りに生活することは何としても避けたいことだった。しかし要求が厳しい新しい上司のおかげで考えが変わった。上司の名前はトーマス・トラッフル。私たち家族の飼い犬だ。トーマスは私をさまざまな意味でより幸せで効率的で健康な労働者にしてくれた。犬は頻繁に外に出る必要がある。1日に1度、1時間の散歩をするほかにも、ときどき10分の散歩にも出掛ける。つまり、連続で打ち合わせの予定を入れて、画面を見ることに疲れたり背中を痛めたりすることはめったにないということだ。これまではデスクから立ち上がってストレッチをせざるを得ないように電子機器のあらゆる通知機能を試したが、いつも気付かないふりをしていた。しかしトーマスが外に出る必要があるときは、気付かないふりはできない。数時間ごとに強制的にデスクから立たざるを得ないが、これが腰と生産性に驚くほど効果があった。定期的に休憩を取ったほうが、考えをまとめたり、より長い時間働いたりしやすい。
犬の上司が変えたリモートワーク生活
リモートワークを長年続けてきた私は1日の仕事の予定をきちんと組むことを避けてきたが、愛犬のトーマスは私の物の見方を変えた
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