米上院議員時代に10年以上にわたり、ベネズエラの独裁指導者であるニコラス・マドゥロ大統領の追放を求めてきたマルコ・ルビオ国務長官は、国家安全保障担当の大統領補佐官として、いよいよマドゥロ氏を失脚させる機会を得ている。トランプ政権は当初、違法薬物対策として作戦を打ち出したが、現在はマドゥロ氏に圧力をかける目的で制裁や軍事力行使をちらつかせるなど、幅広い取り組みを展開。事情に詳しい複数の関係者によれば、ルビオ氏は積極的な政策を実行に移す最高責任者となっている。ドナルド・トランプ大統領は引き続き、米国への薬物流入阻止を主な目的としているが、圧力をかけることで権力の座にとどまることはできないとマドゥロ氏に思い込ませることにも期待を寄せているという。
米、ベネズエラ大統領の追放もくろむ ルビオ氏が主導
特集
あなたにおすすめ