米政府機関の閉鎖で凍結されていた農家向け支援を、トランプ政権が再開する計画であることが分かった。支援額は30億ドル(約4560億円)余りに上る。農業界は、ドナルド・トランプ大統領による関税の余波に対処している。複数の政府当局者によれば、トランプ氏は農務省に対し、苦境に陥っている農家の救済に使われる基金から資金を提供するよう指示した。この基金はトランプ氏の1期目に使用されていた。米国の農家は農務省で実施されている一時帰休やオフィス閉鎖により、セーフティーネット・プログラムの一部にアクセスできない状況となっている。米国内の農家は利益確保に苦慮している。トウモロコシと大豆が記録的な豊作となり、供給過剰で価格が下落。一方で肥料や農機具のコスト上昇は農家の収支を圧迫する要因となっている。
トランプ政権、農家向け支援再開へ 政府機関閉鎖で凍結
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