お笑い芸人の山田ルイ53世 Photo:SANKEI
大人になってから親友ができないと悩む人は多い。しかし、「何でも言い合える相手」を持つことが本当に幸せにつながるのだろうか。芸人・山田ルイ53世が、無理のない人付き合いのコツについて語る。※本稿は、芸人の山田ルイ53世『僕たちにはキラキラ生きる義務などない』(大和書房)の一部を抜粋・編集したものです。
ラジオ番組の取材終了後に
店主の口から驚きの一言
人の記憶など、脳のシナプスが産み出した幻影に過ぎぬ。
……などと気取って始めると『攻殻機動隊』風の近未来SFアニメでも始まりそうだが、ここから綴るのは、正真正銘、数年前実際に起こった出来事である。
発端は、パーソナリティを務めている山梨放送のラジオ番組。行列の絶えない、とあるラーメン屋のご主人をゲストにお迎えしたときのことだった。
千葉にあるつけ麺の名店での修業を経て、山梨で店を構えた経緯、コロナ禍での切り盛りのご苦労などあれこれ伺っている内に、あっという間にお別れの時間。
CMに入ったので、ゲストをスタジオから送り出そうと、「今日は、ありがとうございました!」と立ち上がった筆者は、店主の口から飛び出した一言に、最後の最後で不意打ちを食らう。
「男爵さんとは昔、TBSでご一緒してるんですよ!」
(なんで最初に言わないの?)
(泳がされてた?)
いくつかのモヤモヤはさておき、いくら頭をダイソンの駆動部ほどフル回転させても、心当たりがない。







