米国とイスラエルは、パレスチナ自治区ガザを二つに分割し、それぞれの区域をイスラエルとイスラム組織ハマスの管理下に置く計画を検討している。ハマスが武装解除し、権力から排除されるまでの暫定措置として、イスラエルの管理区域のみで復興に取り組む構想だ。JD・バンス副大統領とドナルド・トランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏は21日、イスラエルでの記者会見で構想の概要を説明した。両氏はガザ停戦の履行を順守するよう双方に促すため、イスラエル入りしていた。イスラエルは停戦合意のもと、軍を後退させ、現在はガザ全域の約53%を支配下に置いている。バンス氏は、ガザには比較的安全な地域と極めて危険な地域の二つがあり、安全な地域を拡大することが目標だと語った。それまでは、復興資金はハマスの管理下にある地域に供与されず、安全な地域の復興に注力していくとクシュナー氏は説明した。
米のガザ分割構想、イスラエルとハマスの管理区域を指定
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