イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザで再び停戦に入ると表明した。イスラエル軍はそれに先立ち、イスラエル兵1人が殺害されるなどハマスが停戦協定に違反したとして、報復のため数十回の空爆を行っていた。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は28日、ガザ地区南部に駐留するイスラエル部隊がハマスの攻撃を受けたことから、「強力な」空爆を命じたと述べていた。イスラエル軍によれば、銃撃で兵士が1人死亡した。パレスチナ赤新月社によると、イスラエルの爆撃で9人が死亡したほか、数十人が負傷した。ガザの民間防衛機関は、空爆について「われわれの市民に対する犯罪行為」と非難し、「即時かつ包括的な停戦」を求めた。イスラエルはまた、ハマスがガザ地区で以前回収した人質の遺体を追加で返還したと述べた。これは、ハマスが死者15人分の遺体を返還することになっていた停戦協定の条件違反だと指摘。イスラエル軍はさらに、ハマスが遺体の回収を演出しているとするドローン映像を公開した。
イスラエルが停戦再開を表明、ガザ空爆後に
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