Photo:Bloomberg/gettyimages
【ワシントン】ジョン・スーン米上院院内総務(共和、サウスダコタ州)を含む複数の共和党議員は4日、政府機関閉鎖の終結に向けて、超党派議員の合意がまとまることをこれまで以上に楽観視していると述べた。一方でドナルド・トランプ大統領は、政府機関閉鎖について、民主党の協力を得ずに終わらせるよう、共和党議員への圧力を強めている。
スーン氏は4日午前、合意に向けた道筋を提示。政府機関を再開するための新たなつなぎ法案と、連邦機関に資金を拠出する12本の年間歳出法案の一部を組み合わせる可能性に言及した。同氏によると、この方針は民主党に対し、期限切れとなる医療保険制度改革法(ACA、通称オバマケア)向け補助金の延長と歳出法案の計画について採決の機会を与えることに焦点を当てている。
スーン氏は「これまでも述べてきたが、問題は民主党が答えとして『イエス』を選ぶかどうかだ」と述べた。
複数の議員は協議に進展があった場合、週末に政府機関の閉鎖が終了するとみていると述べた。ジョン・ホーベン上院議員(共和、ノースダコタ州)は、政府機関閉鎖が終結する可能性について、「本当のチャンスを迎えていると思う」とした。
ゲーリー・ピーターズ上院議員(民主、ミシガン州)は、「協議は続けている」とし、「今は際どいタイミングを迎えている」と述べた。
一方で一部の民主党議員は強硬姿勢を示しており、ルーベン・ガレゴ上院議員(民主、アリゾナ州)は期限切れ補助金延長の採決を今後行うとの約束だけでは、政府への資金提供に賛成票を投じることはできないと述べた。「信用していない」とし、「形だけの採決では、彼らが実際にそれを実行するとは信頼できない」と語った。
ガレゴ氏はまた、上院が合意しても、法案はマイク・ジョンソン下院議長(共和、ルイジアナ州)と同氏の会派からさらに承認を得る必要があるとも指摘した。







