米上院共和党はこの1年、物議を醸す人事案や関税措置さらには外国への攻撃など、ドナルド・トランプ大統領の要求にほぼ「イエス」と答える方法を見つけてきた。トランプ氏は同党の上院議員に対し、フィリバスター(議事妨害)に関するルールを廃止するよう改めて要求している。これは民主党の抵抗を回避し、記録的期間に及んでいる政府機関閉鎖を終わらせる手段となる。だが共和党議員の多くは現時点で、この要求には「ノー」を突き付け、このためトランプ氏の政策課題に影響を与える可能性が生じている。今回はトランプ氏の2期目就任以降、上院共和党が最も明確にホワイトハウスに異論を示す例となった。トランプ氏は5日、ホワイトハウスで複数の共和党上院議員と朝食会を開催。同氏は過去最長となっている政府のこう着状態について、上院で大半の法案を進めるのに60票必要となるフィリバスターを廃止することが唯一の方法だとテレビ番組の生中継で発言した。
米上院共和党、フィリバスター廃止巡りトランプ氏に「ノー」
特集
あなたにおすすめ







