米国のホリデーシーズンでは毎年、数十万人が季節労働に従事している。だが今年はその仕事を見つけるのがより困難になっているとみられる。昨年のホリデーシーズンにフルタイムの仕事を失ったニューヨーク市クイーンズ地区出身のメレディス・カーボネルさん(37)は、小売り大手のコールズやターゲットなどの求職に応募しているものの、今のところ採用されず貯金が底をつきそうだと述べた。カーボネルさんは祖母の家で母親や15歳の息子と暮らしているが、「全くお金がなくなるのは避けたい。給料日までのぎりぎりの生活はしたくない」という。小売業や運輸・倉庫業は通常、ホリデーシーズンに向けて急いで人員を補充し、シーズン終了後に解雇する。労働省によれば昨年10-12月期には、これらの二つの業界で雇用者数が91万2000人増加した。その後、1~2月に85万8000人減った。
米ホリデーシーズン、求職者には厳しい季節に
大手企業は近年と比較して季節労働者の採用を大幅に抑制する可能性が高い
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